プロゴルファーのひとりごと

ティーチングプロのゴルフに関する雑記ブログ

最近の映画鑑賞で

私は若いころから映画鑑賞が好きで

映画館に面白そうな映画があるとよく見に行きました。

しかし最近はテレビで動画配信サービスを利用して

簡単に自宅にいながら映画を見ることが出来ますので

すっかり映画館のスクリーンで見る機会が少なくなりました。

 

そんな動画配信サービスで最近見て面白かった映画が、

少し古い映画ですが、2016年公開の「パッセンジャー」というアメリカのSF映画です。

SFといっても宇宙を舞台にした恋愛?ロマンス?映画といったほうが

ふさわしいかもしれません。

 

あらすじは近未来の話で、乗客と乗務員合わせて5000人近くを乗せた宇宙船が

地球以外の新たなる移住地の惑星に、

冬眠装置で120年間という時間をかけて移動する中、

たった一台だけ装置に不具合が起こり、

1人の男性だけが90年も早く冬眠から起きてしまうところから始まります。

 

ネタバレになるのでこれ以上お話はできませんが、

90年も早く起きてしまったら自分はどうするのだろうか?という考えや

また120年という時間と宇宙の無限の広さ、その中に1人になった孤独感は

見ていて痛いほど伝わってきました。

先に恋愛、ロマンスと書きましたがそれはこの映画の一番の見どころなので

私がお話するよりご覧いただいたほうが早いでしょう。

 

その孤独といえば個人スポーツにも存在しますが、

ゴルフもその中の一つで、ショットは自分で決断し実行しなければなりません。

ただ、キャディーさんは唯一自分を助けてくれる存在です。

ツアーを見ていてもプロキャディがバックを担ぎ、

道具の管理から、さまざまな難しい状況や判断に悩む場面で、

距離やグリーン形状、傾斜、芝目、ライン、風向きなどのあらゆる情報を収集し

プレーヤーを助けてくれます。

また、プレーヤーのメンタルの部分も助けてくれているといっても

過言ではありません。

 

しかし最近はセルフプレーが流行りつつあり、

キャディさんをつけてラウンドするプレーヤーが少なくなり、

完全セルフプレー専用のゴルフコースも出てきました。

私が研修生の頃は、今とは真逆でキャディさんがつくことが普通で、

セルフプレーは河川敷のコースやパブリックコース以外は

ほとんどなかったように思います。

また、キャディさんが足りなくなった場合は、

自分もキャディ業務につくこともあり

バブル期には来場者数が多すぎて、

自分の組にキャディーさんがつかないと

がっかりする方もいらしたほどでした。

 

初めてのコースをプレーをするときは、

長年そのコースに在籍されているベテランのキャディーさんですと、

ボールの行先や距離、特にグリーンの傾斜の読みは的確で、

大変助かるのですが、

自分の所属していたコースや、よく行くコースのキャディーさんは

約30年の時代の変化とともに減少してさみしくも感じていました。

 

そう感じる中で先日、ある神奈川県の名門コースでラウンドする機会があり

キャディーさんがついてのラウンドをしてきました。

私も普段はセルフプレーがほとんどですので、

久々のキャディーさんがつくラウンドで

とても楽にプレーすることが出来ました。

 

キャディーさんもプレーヤーの皆さんと一日を共に過ごしますので、

丁寧な案内や的確な距離計算、ホールの特徴や、打ってはいけない場所、

狙い場所など様々な情報を、経験値や普段からコースの研究をして

プレーされる方々の補佐に努めていらっしゃるのを

あらためて感じました。

 

普段セルフプレーをされている方も、

そんなキャディーさんについてもらってラウンドしたら

ベストスコアの更新もあるかもしれませんね。

 

ちなみにこの映画にキャディーさんは当然出てきませんが、

この映画の中に描かれている孤独感は桁外れです。

たった一人で孤独から解放されるためにはどうするか?

そして何が必要なのかが問われます。

 

桁外れの孤独から解放されるために

映画の中で彼がどう行動したのか?

気になる興味のある方はぜひこの映画を見てください。