プロゴルファーのひとりごと

ティーチングプロのゴルフに関する雑記ブログ

練習場のナイスショットがコースで打てない。

いつもご覧いただきありがとうございます。

暑い日がまだまだ続きますが、

ラウンドしていると

最近はトンボが飛んでいるのを目にして

そろそろ秋も近くなってきたのかと感じます。

 

ところで

先日、ラウンドレッスンで生徒様から

『 練習場では上手く打てているのに、

コースで上手く打てないのはどうしてでしょうか?』

と問われました。

 

原因は様々あると思いますが私の考えでは、

練習場との条件が違うことが

一番の原因だと思います。

 

具体的に言いますと、

練習場ではナイスショットを打つまでに

何球打って出ましたか?

インターバル

(ショットとショットとの間隔)なしに

ナイスショットが出るまでに

何球続けて打って出ましたか?

コースではそのようことにはならないですよね。

 

たとえば、

『 ドライバーで最初のショットがトップしたから、次はボール位置を変えて打ってみたら、今度はスライスが出たので、ヘッドアップをしないようにしようと打ったらナイスショットが打てた。

よしこれでいいぞ。』

のようなことはコースではできませんよね。

 

続けて同じ場所から時間をあけないで、

同じクラブで何回もショット出来る練習場とは

条件がちいます。

チョロやOBを打てば

同じ場所から同じクラブで、

修正点を考えてショットすることは

あるかと思いますが、

通常コースは違う場所から、

違う条件で(ライ、傾斜、距離)、

違うクラブでしかも1球しか打てませんから、

同じ場所から何球も打って補正しながら打てる

練習場のようにはいきません。

 

ゴルフコースでは、2,3球打った後に

ナイスショットのコツをつかんだ感覚は、確認することもできません。

 

そう考えますと

練習場でナイスショットが打てても

ゴルフコースで打てない理由になると思います。

同じ場所から何球も打ったその中の

ベストボールを選択できる

スポーツではないのです。

 

練習場では正しい動作や

フォームを身に付けるため、

同じ平らな場所から同じクラブで

何球も打って練習し覚えますが、

コースではそのような事にはなりませんから、

ラウンドに結びついた

実戦的な練習もしなければならないと思います。

 

そこでこんな練習方法はどうでしょうか?

 

1球打つごとにクラブを変えて打ったり、

目標を変えて打つ練習が良いかと思います。

そのときに、ボールに対して構える手順

(セットアップルーティン)を同じにして、

ボールに対してアドレス出来たら、

あまり時間をかけないで打つ練習が

良いと思います。

 

ラウンドと同じ条件を作り練習してみることが、

コースでのナイスショットの確率を高めるのではないかと思います。

 

ぜひ、練習に取り入れてみてください。